新潟県地すべり防止工事士会 第4回通常総会が開催される
 
本部の第4回通常総会・講演会が以下の日程で行われました。
 
1. 日時  平成22年5月19日(水) 15:30〜
2. 会場  新潟東急イン(新潟駅前)
3. 議事  平成21年度事業及び決算報告について
       平成22年度事業計画及び予算(案)について
       その他
4. 特別講演会 16:20〜17:20
     演題 「世界の洪水管理 “これからの挑戦”」
     講師 国土交通省 北陸地方整備局
           信濃川河川事務所長 澤野 久弥 様
5. 意見交換会 17:30〜19:30
 
参加者数は、総会49名、特別講演会58名、意見交換会49名でした。
なお、総会に先だって、下越支部の総会も開催されました(参加者37名)。
特別講演会では、世界気象機関(WMO)などの海外機関へ、河川管理の専門家として派遣された経歴を持つ澤野先生に、諸外国の洪水管理の現状と問題点等をお話いただきました。その内容はおおむね次のようでした。
 
1) 欧州の大河は一般に堀込河道であり、日本の河川と比較すれば管理は比較的容易である。国際河川に対する洪水管理として、EUによるリスク管理計画と加盟各国の国内法の整備という枠組みがある。
2) 米国では、治水対策は州政府の所管であるが、2005年8月のハリケーンカトリーナによる堤防決壊被害を契機として、国家堤防安全委員会が設立され、連邦政府が実施すべき規格の策定等について提言がなされる等、危機管理に関する認識が強まってきている。
3) 開発途上国においては、人口増加や貧困によるリスクの増大、行政の対応能力の不足、技術力の不足、等様々な問題点が指摘される。また、災害が発生した場合、復興までに時間がかかる、防災のためのインフラ整備が進まないため被災を繰り返してしまうといった現状があり、結果的に貧困がいっそう深刻となっている。
4) 国際機関の取り組み、JICAによる取り組みなどの紹介。
 
 我々が主な活動の場とする新潟でも、洪水をはじめ近年いくつかの災害が立て続けに発生している。参加者にとって、諸外国の多くの事例から、地すべり防止工事士として今後取り組むべき課題は何かを考えるヒントとなったのではないかと思われます。
 
 その後、顧問の中村浩之先生の講話に続き、意見交換会が行われ、活発な情報交換が行われていました。